こんにちは。井ノ上です。
あまり診療とは直接関係のない記事が続いたので、スマイル歯科の診療についての記事を書こうと思います。
スマイル歯科の診療の特徴といえば、とにかく患者様の想いを尊重するということです。
極力患者様のなりたい状態やこうしてほしい、という希望に対し、できる限り寄り添うことを大事にしています。
具体的にはどういうことか。
痛みを取ってほしいという希望があればまずそこから治療します。
早く噛めるようになりたい、という希望があればとりあえず仮歯や義歯を優先して作ります。
さらには、銀歯が外れてどう考えても数日も保たないような状態で、患者様がつけてほしいと仰ったとき。
この場合も全力で外れない工夫をして着けます。
数日も保たないならくっつけずに治療すればいいじゃないか、と普通なら思うかもしれません。
ただ、患者様にはそれぞれ事情があったりします。
例えば、たまたま中間に来ていてすぐ東京に戻るので、続きの治療は東京でしたいからとりあえず着けてほしい、という希望だったり、以前そう言われてくっつけたら1年保った経験があるからとりあえず試しに着けてほしいという希望だったりします。
意外とそういう事情はなかなか患者様は話しにくかったりします。
え、こんなこと言っていいのかな、なんて思われたりしています。
そこをきちんと引き出して想いに沿った治療をしようというのがスマイル歯科です。
スマイル歯科の経営理念に「自分にしてもらいたいと望む通り、人にもそのようにします」というものがあります。
できるだけいろいろな話を引き出して、想像しうる限り患者様の立場になってみる。
そのときに自分がしてほしいと思うことは、そのとおり患者様にもします。
下手をすると、患者様のいいなりになる診療をしているのか、と思われるかもしれません。
しかし、厳密には違います。
あくまで患者様の想いは聞きますが、自分がそのとおりにしてほしいと思わなければ、してほしいことを提案します。
外れた被せ物をつけてくれ、と仰ってもそれを着けたせいで痛みが強く出たり、他の歯にダメージがくる場合はきちんと説明をします。
それでも、どうしても被せ物をつけてくれ、と言われたらスタッフの自分には理解できない大きな理由があるのだということを受け止め、患者様の想いのとおりにします。
すべては患者様の幸せを願ってのことです。
そこを徹底してブレないからこそ、いまの患者様の想いを尊重する診療スタイルがあるのだと思います。