〜雑記〜 若手歯科医師の考えること

こんにちは。井ノ上です。

自分は4月で歯科医師歴が5年目になります。

歯科医師でいえばまだまだ若手です。

どこまでが若手と言われるかはそれぞれ意見はありますが、およそ10年目までは間違いなく若手と言われる部類でしょう。

歯科医師になるためには6年間大学の歯学部に通い、国家試験を受ける権利を得ます。

そして国家試験を合格すれば、歯科医師としてのライセンスを貰えます。

それから1年間、研修医として大学病院や認定された施設で働くと、晴れてどこの歯科医院で働くこともできるようになります。

ただし、まだ1年の卒後研修では学生に毛が生えた程度の診療しかできないことも多く、少しずつレベルアップしていくことが多いです。

5年目の今になって、やっと歯科治療というものがなんとなく分かってきたような感じです。

1年目のころは、虫歯があるから治す、歯周病があるから歯石をとる、神経が傷んでるから神経を取る、というところから始まります。

2,3年目ごろからやっと、虫歯はあるけど経過観察することや、どのタイミングで治療に手を付けるか、などの時間という幅を考慮したり、患者さんの都合や予定や背景を考慮して治療法を選択できるようになったりしていきます。

日々、悩むこともあります。自分のした治療で痛みがでていないか、自分の作った仮歯で噛みにくかったりしないか、ちゃんと満足いく治療ができているだろうか。

自分もそのような不安をいつも抱えていましたし、大体どうなるか分かってきた今でも不安はあります。

また、歯科治療の特性上、自分の行った治療がうまくいった、と本当に思えるのは5年10年先のことだと思います。

自分の行う治療がどれほど患者様の今後の人生に影響を与えてしまうか。

そこまで考えると身動きがとれないような不安を感じることもあります。

だから勉強するのです。

まだまだ頑張らねばなりません。

よく生涯勉強が必要といわれますが、まさにそのとおりだと思います。

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